塾の送迎が大変。月謝に加えて講習費がかかる。 勉強しているのに成績が上がらない。家では何をどう勉強すればよいか分からない。
こうした悩みは、どのような場面で生まれているのでしょうか。 鈴鹿市・四日市市の塾の口コミでは、通塾の移動や追加費用への負担感が見られました。 全国の学習調査やQ&Aには、勉強方法が分からない生徒や、子どもへの接し方に迷う保護者の声があります。
この記事では、学習・通塾の困りごとを**「不便・不安・不満・不足」の4つの「不」**に分けて整理します。 鈴鹿市の子育て調査も参照し、地域の声と全国の調査・事例を区別して、出典とともに紹介します。
調査日:2026年10月11日。
学習・通塾で感じる4つの「不」
- 不便
- 塾への移動や保護者の送迎に手間がかかる
- 部活・習い事と塾の時間が重なる
- 急な欠席を連絡しづらい
- 不安
- 勉強しても成績が上がらない
- 勉強しない子どもにどう接すればよいか分からない
- 教育費を負担し続けられるか心配
- 不満
- 月謝以外の費用がかさむ
- 教材が多すぎる
- 宿題への確認や指導が期待に届かない
- 不足
- 上手な勉強方法が分からない
- 疑問を講師に相談できない
- 静かに勉強できる場所が足りない
以下では、統計と公開された口コミ・相談をもとに、それぞれの困りごとを見ていきます。投稿の内容は要約し、調査結果から読み取れることと区別しています。
不便:塾の送迎・時間の調整・欠席連絡に手間がかかる
塾への移動や保護者の送迎が大変
鈴鹿市の塾の2026年3月の保護者口コミでは、駅から距離があり通うのが不便だという指摘がありました。2023年の口コミにも、車での送り迎えが必要という記載があります。四日市の2026年3月の保護者口コミにも、家庭が塾への送迎を担っていたという記載があります。
通塾には授業時間のほかに移動が必要で、保護者が送迎を担う家庭もあります。
出典:塾ナビ・ナビ個別指導学院鈴鹿校、塾ナビ・秀英予備校四日市本部校
部活・習い事と塾の時間が重なる
2025年4月9日の公開Q&Aでは、中学生の保護者が、部活や習い事のない曜日に通える塾を探したものの、提示された授業日が部活と重なったと相談しています。別の日の補習には追加料金が必要と言われ、通えないため退塾することになったと記載しています。
塾の授業日と部活・習い事の予定が合わないと、受講そのものが難しくなります。
出典:Yahoo!知恵袋・中学生の塾の曜日と支払いに関する相談(全国の事例。居住地域は未確認)
急な欠席の連絡がしづらい
四日市の2026年3月の保護者口コミでは、急病による欠席の連絡で指定の電話番号にかけたものの、教室に直接つながらず、連絡先を回されたように感じたという記載がありました。予定された欠席と急な欠席で、手続きの使いやすさが違うと感じています。
出典:塾ナビ・秀英予備校四日市本部校(口コミ投稿者ID:2725419)
不安:成績が上がらない、家庭学習や教育費が心配
勉強しても成績が上がらず、今の方法でよいか分からない
2025年10月8日の高校2年生の相談では、塾で理解してから家庭でも教科書や問題集を繰り返しているのに、数学の成績が上がらないと訴えています。試験では焦ってしまい、直前に解けた問題も解けなかったと記載しています。
勉強に取り組んでいても結果につながらず、勉強方法や試験で解けるかどうかに不安を感じている事例です。
出典:Yahoo!知恵袋・数学の成績が上がらないという相談(全国の事例)
勉強しない子どもに、どう接すればよいか分からない
2025年5月22日の相談では、高校2年生の保護者が、子どもが家庭で勉強しないことを毎日気にかけ、声をかけるべきか見守るべきか分からないと訴えています。塾代を払い続ける必要があるのかも迷っています。
成績だけでなく、子どもへの関与の仕方が分からないこと自体が、保護者の心理的負担になっています。
出典:Yahoo!知恵袋・高2の息子が勉強しないことへの相談(全国の事例)
教育費を負担し続けられるか心配
鈴鹿市の2023年調査では、小学生の保護者760人のうち、**52.5%**が「学習塾等・習い事の費用」を子育てで特に大変なこととして挙げています。また、**74.9%**が、子どもの将来で不安なこととして「進学のための学費の貯金等」を挙げています。
現在の習い事の支払いと、将来の進学費用の準備の両方が負担・不安になっています。
出典:鈴鹿市・令和7年2月教育委員会臨時会資料に掲載された子育て関連計画案、計画案本文p.30、図表2-34・2-35(PDFの59ページ目)。小学生家庭の結果であり、中高生家庭だけの割合ではありません。
不満:塾代や教材・宿題への指導が期待と合わない
月謝に加えて、テスト対策や季節講習の費用がかさむ
鈴鹿市の2024年の中学生の保護者口コミでは、月謝自体は妥当と感じる一方、テスト前対策や講習がその都度加算され、合計額が家計に厳しいと記載しています。2023年の口コミにも、月額以外の講習費が高額になるという声があります。
不満は、月謝の高さだけでなく、追加費用を含めた総額にあります。
費用の背景として、文部科学省の2023年度調査では、公立中学校の年間学習塾費は次のとおりでした。
- 中学1年:年間133,647円
- 中学2年:年間213,759円
- 中学3年:年間341,220円
出典:文部科学省・令和5年度子供の学習費調査、2026年1月16日訂正版、表6。塾費を支出していない生徒も含む全国平均であり、この金額自体が不満の割合を示すわけではありません。
教材が多すぎると感じる
四日市の2026年3月の保護者口コミでは、教材が多く過剰だと感じ、塾の中で効率よく扱ってほしかったという記載がありました。
教材の多さが、そのまま満足につながるとは限らず、提供された教材をどう使うかについて不満を感じている事例です。
出典:塾ナビ・秀英予備校四日市本部校(口コミ投稿者ID:2725419)
宿題への確認・指導が期待に届かない
同じ四日市の口コミには、宿題の実施状況の確認や、宿題忘れへの注意が十分でないと感じたという記載があります。入塾の目的は学習習慣をつけることだったため、日々の学習への関わりが期待と合っていなかったと読み取れます。
出典:塾ナビ・秀英予備校四日市本部校(口コミ投稿者ID:2725419)
教材と宿題に関する上の二つの項目は、同じ投稿に基づいています。この投稿者は、希望する高校へ入学できたことには満足していると記しています。
不足:勉強方法が分からない、質問できない、学習場所がない
上手な勉強方法が分からない
東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所の2024年調査では、次のような回答がありました。
- 「上手な勉強のしかたがわからない」:中学生 70.7%、高校生 73.1%
- 「勉強しようという気持ちがわかない」:中学生 65.0%、高校生 65.6%
いずれも「とてもあてはまる+まああてはまる」の割合です。学習方法が分からないことと、勉強へ向かう気持ちがわかないことが、多くの回答者に見られます。両者の因果関係はこの調査だけでは判断できません。
出典:東京大学・ベネッセ「子どもの生活と学びに関する親子調査2024」ダイジェスト、本文p.15。全国の調査モニターによる自己申告であり、鈴鹿・四日市だけの結果ではありません。
疑問があっても、講師に質問できない
2024年9月29日の公開Q&Aでは、塾で講師に質問できず、どうすれば質問しやすくなるかを相談しています。
先生や授業があっても、疑問を相談できる状態になっていない事例です。ただし、この投稿だけでは、本人の遠慮、講師との関係、疑問の言語化など、どれが原因かまでは分かりません。
出典:Yahoo!知恵袋・塾で講師に質問できないという相談(全国の事例)
静かに勉強できる場所が足りない
2026年9月の中学3年生の相談では、家では幼いきょうだいの声などで落ち着いて勉強できず、近くの図書館の自習席も夕方には埋まっているため、カフェで勉強してよいかを尋ねています。
勉強する意欲があっても、家庭や近隣に利用できる静かな場所が十分にない事例です。
出典:Yahoo!知恵袋・スタバでの勉強について(全国の事例。居住地域は未確認)
調査の対象と出典について
商工会議所の創業塾で出された、顧客の「不便・不安・不満・不足」を調べる課題をきっかけに、中高生とその保護者の学習・通塾の悩みを公開資料から調べました。
統計は困りごとの広がりや費用の水準、口コミ・Q&Aは具体的な場面を把握するために用いました。口コミは投稿者個人の経験・評価であり、教室全体や現在のサービスを一律に評価するものではありません。全国のQ&A事例と地域の資料を区別し、各項目に時期・対象・出典を記載しています。4つの「不」は重なる場合もありますが、ここでは各事例の中心となる困りごとで分類しました。
関連する学習の悩み
調査で見られた悩みへの当塾の対応は「鈴鹿・四日市のオンライン個別指導|送迎・塾代・家庭学習の悩みに」にまとめています。
勉強方法や質問の難しさについては、次の記事で詳しく考えています。