学校は平日の5-6時間を拘束します。 膨大な時間です。 これを有効活用できれば、 放課後や休日の学習負担は大きく減らせます。

では、どうすればこの授業時間を最大限活用できるのでしょうか。

そのために重要なのが予習です。

下見なしでは学校の授業で初めて内容に出会うが下見ありでは確認点を持って授業を穴埋めに使えるという比較

なぜ授業が無駄になるのか

日々授業を理解して、問題集でその理解を確認する。 理想的にはこれだけでテストの準備は整うはずです。

でもそれは理想に過ぎず、現実はテスト期間になって慌てて勉強をする羽目になります。

  • シンプルに内容が難しい
  • 以前を理解してないと分からない内容

こういうことが積み重なって、 授業の消化不良が積み重なって、 その負債をテスト期間に返済するというのが一般的な流れだと思います。

「予め学習項目を把握」するための予習・下見

では、どう対策すればよいでしょうか。

「予習、復習、宿題をしっかりやる」 というアプローチが王道ではあるでしょう。

これができれば世話ないですよね。 5科目以上に対してこれを日々継続するのは大変なことです。

そこで、「予習」にだけフォーカスすると良い、というのが本記事の主張です。

予習とは次回の授業内容を先取りして勉強することを指すのが一般的でしょう。

しかし、ここでいう「予習」はそれとはニュアンスが違って、 「予め学習項目を把握する」ことを指します。

理解しなくていいです。 単に次の授業で登場する項目を把握しておくだけです。

「予習」というよりも「下見」というほうが良いかもしれません。 以後「下見」と称します。

「下見」で授業が穴埋め作業になる

「下見」は内容を理解せずにただ項目を把握するだけです。 そんなもの役に立つでしょうか。

はい、「下見」は残りの勉強量の見積もりになります。 現在地とゴール(テスト範囲に含まれる項目)が分かるようになります。

ゴールが分かるとストレスが大幅に減ります。 あともう少し頑張ろうと思えるでしょう。

さらに、授業を聞く構えができます。

  • 今どの位置にある項目を学んでいるのか
  • この項目は何に繋がるのか

こうしたことを意識しながら授業を受けられるようになります。

「下見」の具体例と効用

下見の例を2つ挙げます。

まず、歴史の下見です。

  • 戦国時代
  • 安土桃山時代
  • 江戸時代

という流れがあるらしいとだけ知っておきます。

江戸時代は勉強と関係なく聞いたことがあって、 平和な時代というイメージを持っている人も多いでしょう。

戦をしまくっていた時代からそんな平和に? という疑問が生じるかもしれません。

次に数学の下見です。

  • 因数分解
  • 二次方程式の解の公式
  • 二次関数

みたいな項目が並んでいることを知っておきます。 「二次」という共通の名前に何やら繋がりを感じますよね。 実際にどう繋がるかは分からなくても構いません。 「これは何か関係があるのだろうか」 という疑問を持った状態で授業を受けられれば十分です。

疑問の種を蒔いておく。 この授業内容がどこと繋がるのか、という受け皿を作っておく作業が「下見」なのです。

予習のやり過ぎは無駄が大きい

下見の目的は次の授業内容を完璧に理解することではありません。

完全な予習をすると授業が既に知ってる内容ばかりになってしまいます。 授業が無駄な時間になる率が高まります。 それは勿体ない。

疑問を持ちやすい状態で授業に臨めると授業や先生を有効活用できます。 下見はその状態を作りやすくするための準備です。

結び

学校は平日の大半を占める活動です。

この時間を有効活用できるかどうかで、 学習効率は大きく変わります。

まずは次の授業範囲を数分眺めるだけでも構いません。

「何を学ぶのか」 「どこに向かっているのか」

を意識した状態で授業を受けるだけで、 授業から得られるものは大きく変わるはずです。